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ヤーズの効き目の中には避妊は含まれていないので気をつけよう!

2020年06月14日
笑顔の女性

避妊薬として用いられている低用量ピルですが、いくつかの種類があります。その一つであるヤーズ配合錠は様々な効き目を持っているものの、避妊効果は含まれていないので注意してください。それではヤーズ配合錠はどのような目的で使われており、どのような効き目があるのでしょうか。

ヤーズ配合錠は主に月経困難症に使われる薬です。月経困難症とは月経の開始や終了の時期に現れる症状で、下腹部の痛みや腹痛などを起こします。この他、嘔吐や下痢、頭痛などを伴うことがあり、重い人は寝込んでしまうほど大変な症状です。ただ、月経困難症は月経が終われば症状は消失することも特徴です。月経困難症は原発性と続発性の二つに分類されており、原発性は子宮などの臓器に器質的な変化が認められません。客観的に評価するのが難しい症状です。続発性の月経困難症は骨盤腔内に器質的変化が存在するものです。子宮筋腫や子宮内膜症、骨盤内炎症などが痛みの原因となります。

ヤーズ配合錠は卵胞ホルモンのエチニルエストラジオールと、黄体ホルモンのドロスピレノンが配合されており、体内を妊娠しているときと同じ状態にします。エチニルエストラジオールは不正出血を起きにくくする役割があり、ドロスピレノンには排卵を抑え、子宮内膜が厚くなることを防ぐ役割があります。服用している間は排卵や月経が抑えられるので、月経困難症に効果的です。子宮内膜の増殖を抑える効果により、生理を軽くします。月経痛は子宮の緊縮により発生する痛みと考えられていますが、ヤーズ配合錠はプロスタグランジンという発痛物質を抑制する作用もあります。

ヤーズ配合錠は月経が始まったときから飲み始めます。通常21錠タイプと28錠タイプの2種類があり、それぞれカレンダーシールにより曜日管理がされているのでスケジュールの管理が簡単です。気になる副作用ですが、飲み始めて1ヶ月から2ヶ月は軽い吐き気や出血が見られるかもしれません。ただ、3ヶ月も経過すれば落ち着くので、様子を見ながら服用していきましょう。

最後に冒頭で説明した通り、ヤーズ配合錠には避妊効果は期待されていません。ただ、インターネットなどではヤーズ配合錠は避妊効果があるとも説明されることがあり、これは少し説明が必要でしょう。実際に欧米では経口避妊薬としても活用されています。しかし、日本では厚生労働省の未承認で適応外です。このため医師によってはヤーズ配合錠は避妊目的では使われないと説明されているわけです。